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野塾練試情報刊

シーカヤック・スキー・登山・キャンプなどを通じて、友達の輪を広げよう。

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新しい時代の新しいカヤック その3

新しい時代のコンパクト系を考えるときに、ひとつの反省材料として、これまでの色々なカヤックを検証していくことは大変重要なことだと思います。また今自分が使用しているカヤックがどういう目的で作られたカヤックなのかをしっかり把握しておくことも大切だと思います。
前回書いたこととダブルかも知れませんが、日帰りツアーしかしないのに、545cmもあるような大きな長い重いカヤックが本当に適しているのかどうか?また長さや大きさは結構コンパクトだが、実際の海で検証されずに作られ、そのまま販売され、少し大きめの波のある場所で、初心者があっちこっちで転覆するという話も過去にあります。このカヤックはイメージだけで作られ、ボトムが全く検証されていなかったんですね。

ボトムと言えば、グリンランドカヤックもまたしかりです。このグリンランドカヤックは、元来遊びが目的で作られていたのでないことは、誰もがご存知のことだと思います。アザラシなどを捕まえる狩猟が目的で、つまり生活をかけて海に出ていた訳ですが、パドルもカヤックもそれらを製作する材料と言えば、アザラシの皮と流木くらいしかなかった時代を想像してみて下さい。

当時のおかれた状況の中で、流木やアザラシの皮でカヤックを作るのはなかなか大変だっただろうし、それを考えた人達はきっと想像力溢れる素晴らしい人達だったと思います。しかし、だからと言って、木と布で同じような形をしたグリンランドカヤックを作って乗ろうとは、全く思いません。何故なら、我々は基本的には遊びが目的で乗っているからです。しかも、カヤックを作る材料は今やどこへ行っても手に入る時代です。

おかれている状況が全く違うし、狩猟が目的でカヤックに乗っている訳ではないからです。中には狩猟が目的の方もいるようですが、現代のカヤックは基本的に、沿岸や島を回るツアーに出かけたり、その為の錬成をしてパドリング技術を高めることで、自然と戯れる能力を養い、仲間との交流を深めていく道具だと考えています。

そうした視点から考えていくと、グリンランドカヤックの限界が自ずと見えて来ます。まず表面の材質が布というのが、全く解せません。とてもこんな材質で、どこかへ出かけて行こうなんて気になりません。またハッチもありませんし、デッキも水面ギリギリまでの低い位置にありますので、荷物が基本的は積めない構造になっています。ロールはやりやすいかも知れませんが、初期安定の悪さは、何とも時代を感じさせます。一般の方もメーカーの方も、この初期安定の悪さが、ロール性能と相関関係にあると感じているフシがありますが、このあたりが現代カヤックの持つ不透明な部分かも知れませんね。もちろん明確に、その辺の理屈が理解されているメーカーが外国には数社あります。またラサやシオンを生産している札幌のメーカーも早くからその辺の相関関係ではないところに気づき技術性能革新をされていることは今更言うまでのないことです。ラサやシオンの人気が高いのは、その辺にも理由があります。

グリンランドカヤック初期安定の悪さに加え、スピードの遅さは、現代カヤックの範疇には入りません。デッキやボトムは布ででき、初期安定は悪く、荷物が積めない、そしてコックピットは丸く狭く乗り降りが大変なカヤックに、貴重な休日の時間を費やすことは、如何なものかなと思います。もちろん、これがお気に入りで毎週楽しく遊んでおられる方に、とやかく言うつもりは全くありません。しかし、そうした連中から、「お前もこういうタイプのカヤックが好きだろう」と思われ、一緒にやらないかって言われるのは、迷惑以外のナニモノでもないのです。

現代カヤックの中心的存在を担うのは、誰が考えても、乗りやすい船です。そして乗っていて快適な船です。グリンランドカヤックは乗りやすくもなければ快適でもありません。乗りやすい船と言うのは、扱いやすい舟と言う意味でもあります。初期安定が良くて、回転性と直進性を備え、スピードが出て、ツアーに行くためのカーゴスペースが充分にある船です。そして少々岩に当たっても壊れない丈夫さも持ち合わせていなくてはなりません。
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category: シーカヤック

tag: グリンランドカヤック 初期安定 コンパクト

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コメント

自分はグリンランドカヤックのコピー商品(リジット)を持っていますが、狭くて初期安定が悪いので、何回乗っても全然楽しくはありません。確かにロールは凄くやりやすいのですが、ただそれだけという気がします。質問ですが、コピー商品のことをどう思われますか?

CSC参加希望者@関東 #195Lvy4Y | URL | 2009/02/05 17:45 | edit

先日は、どうもでした。グリンランドカヤックを、FRPやカーボンでコピーするのは、メーカーの勝手だと思いますが、一工夫欲しいですね。工夫しているかも知れませんが、ただ単に工夫すると言うよりも、Gカヤックの歴史認識が加味されていないと、その工夫も活かされないと思います。

折角、色々と作り替えができる時代に生きていながら、コピー商品では寂しいし、あまりカヤックのことをご存じないのではないかとさえ感じてしまいます。まず艇幅やボトムの形状など考察すると、リジットで作るのに、何故そんな形にして、突然グラつくカヤックを作ってしまうのか、不思議でならない。それが相当なスピードに結びついているならある程度の納得もいくが、恐ろしく遅いのは、ご承知の通りで、どう考えても無意味です。中にはそれが良いと思う人もいると思いますが、それはすべて誤解の上に成り立つ評価ですね。

まぁ僕の言っていることが正しいかどうかは、年間100日以上、20年くらいずっと錬成ばかりやっていると、多少は分かって頂けるかも知れません。今度瀬戸内海に来られた時に、ノーライトデザイン社のラサやシオンに乗ってみて下さい。すごくバランスの取れたカヤックで、コックピットは広く初期安定はしっかりしていて、非常に取り回しが良くて、尚かつスピードも速いです。スクールでも使っています。
これらのカヤックに乗れば、グリンランドカヤックの歴史的位置づけが非常に容易になるのではないかと思います。青は藍より出でて藍より青しと言ったところでしょうか?!



鈴木 #195Lvy4Y | URL | 2009/02/06 02:12 | edit
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